井月を囀(さえず)る Chirping a haiku by Seigetsu ふらふらとして 2026.08.01
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はじめに Introduction
こんばんは! 篶囀(えんてん・Enten)です。
連日の猛暑、もうウンザリ・・なんて人は多いでしょうね。
この夏、私は朝窓を開け放して家を出ます。夕方帰宅した時、私の身体が室内気温に耐えられる範囲に落ち着いているからです。窓を閉め切ったまま出かけたときの室内気温(=不快指数1,000)と比べると雲泥の差です。
水分補給も欠かさず、喉が渇く前に飲むようにしています。渇ききってしまうと、喉が水分を通さなくなった経験があるからです。〔その時はゼリーで解決しました(^▽^)/フフ〕
畑の野菜も人間同様、この暑さに参っています。
春、意欲満々で植えたキュウリやトマトが今収穫期を迎え、毎朝籠に溢れるほど採り続けていらっしゃる方も多いでしょう。でも、暑い中働き続けるわけですから野菜だって水が欲しいですよね。しかし野菜は「喉渇いた!」的なことを話してくれません。栽培する人間が野菜の姿(表情)を見て判断するしかないんです。
今宵は井月が物言わぬ「ある植物」の姿をじっと眺めた一句です。
井月:今宵の一句 Seigetsu:A haiku for tonight
ふらふらとして 怪我もなき 青瓢
(ふらふらとして けがもなき あおふくべ)
瓢箪が蔓にぶら下がって、風の吹くままにゆらゆら揺れています。
何かにあたって傷付くこともなく、ふらふらしている割に蔓から落ちそうでいて落ちない、そんな様子に井月は思わず「怪我もなき」と、まるで人間を見るような眼差しを向けています。

篶囀の思い描く『この句のイメージ』
The “image of this haiku” envisioned by Enten

瓢箪二つ、「それっ、それっ!」
旋律譜:ふらふらとして Melody: Furafura to shite

鼻歌で囀ってみたよ
♬ I tried humming a tune
あとがき Afterword
実はこの句が気になり、実際に瓢箪が風にふらふらするのか確かめようと苗から千成瓢箪を育ててみたんです。双子のような青瓢箪が実りましたが、残念ながらこの後風に揺れる姿を見る前に虫害で枯れてしまいました。でも、そんな体験があったからか、この句への愛着はより深くなっています。

さて、次回の旋律譜は
上る魚あり稲の花
です。
2026.08.01㈯

